アスプレニウムを育てているけど葉先だけ茶色く枯れている…。水やりは土が乾いてからたっぷりと与えていたのになんで?
今回は癒しの観葉植物「アスプレニウム」に関するこういったお悩みにお答えします。
この記事を読めば、
- アスプレニウムの葉先だけ枯れる主な原因とその対処法
- アスプレニウムを育てるときに押さえておくべき3つのポイント
が分かるよ!
アスプレニウムの葉先だけ枯れる原因①空気の乾燥
アスプレニウムは高湿度を好むシダ植物です。
空気があまりにも乾燥していると、葉先が茶色く枯れ込むことがあります。
室内の空気が乾燥している場合は加湿器を使ったり、水を散布する(葉水)ことで空中湿度を高められます。
アスプレニウムが好む湿度【目安】 | 70%~(最低でも50%は欲しい) |
人間が快適と感じる湿度【目安】 | 40%~60%程度 |
アスプレニウムに適した湿度は70%以上。とはいえ、一般家庭で湿度70%以上に保つのは現実的じゃないね。そんなときは霧吹きで水を吹きかける「葉水(はみず)」をしてあげよう。
空気の乾燥によって葉先が枯れる場合の対処法
- まずは温湿度計を設置。ときどきチェックする習慣をつける
- 空気が乾燥しやすい秋~冬にかけてはこまめにチェック。空気が乾燥気味なら葉水&加湿器を使って保湿
- 葉水の際は葉の裏側にも水分を吹きかけること
- 冷暖房の風が直接アスプレニウムに当たらないようにする
アスプレニウムの葉先だけ枯れる原因②摩擦によるダメージ
葉がふんわり広がるアスプレニウムの場合、置き場所によっては葉先が人や物に当たってしまうこともあるでしょう。
葉先が擦れることで細胞が傷み、葉先のみ茶色く枯れることもあります。
また、葉っぱ同士が風によって擦れることも、葉先のみ茶色く傷む原因のひとつと考えられます。
どうしても気になるようなら葉先だけハサミでカットしてみて。株自体に元気があるなら気にし過ぎないことも大事だよ。
摩擦によって葉先が枯れたり傷んだりする場合の対処法
- 人に当たらない場所に移動する
- 多少の擦れは目をつぶる。気になるなら葉先だけカットしてもよい
- ただし、新しい葉まで枯れるようになってきたら他の原因が考えられるため管理方法を見直す
アスプレニウムの葉先だけ枯れる原因③冬の葉水(夜間)
アスプレニウムはシダ植物のため、暖かく湿度の高い環境を好みます。そのため、こまめに葉水をしているという方も多いでしょう。
しかし、冬に葉水をする際は夜間を避ける必要があります。その理由が葉水によって残る葉先の「水滴」です。
葉先が濡れたまま朝晩の冷え込みに当たることで、葉に付着している水分の水温が低下します。
結果、寒さによって葉が茶色く傷んでしまうことも考えられるのです。
冬の室内は寒さだけでなく風通しも悪くなりやすい。サーキュレーターを使って空気の流れを作ることも大事。
葉水による冷えで葉先が枯れ込む場合の対処法
- 冬は夜間の葉水は避け、できるだけ暖かい午前中までに済ませておく
- 冬の水やりは夜間を避け、できるだけ暖かい天候の日を選んでおこなう
- 冬の窓際に置いている場合、夜になったら窓から最低でも1~2mほど離して冷え込みを防ぐ
アスプレニウムのお手入れのコツは?押さえておくべきポイント3つ
アスプレニウムを健康に育てるために押さえておくべき3つのポイントは以下の通りです。
アスプレニウム お手入れのポイント①直射日光は避ける
アスプレニウムは直射日光で傷みやすいです。
直射日光の下に置かれると葉が焼ける可能性があるため、明るいけど直射日光の当たらない場所が適しています。
室内なら明るく風通しの良い窓近くに置くのがベスト。窓からの散光が差し込む程度の明るさが理想だよ。
アスプレニウム お手入れのポイント②こまめな葉水で湿度をキープ
アスプレニウムは高湿度を好む植物です。乾燥した環境では葉が乾燥しやすく葉が傷む原因となります。
室内で育てる場合は加湿器を使用したり、葉に定期的に水を霧吹きして湿度を保つようにしましょう。
冬の夜は葉に水滴が残らないよう気を付けてね。寒さに弱いから、窓近くに置いている場合はお部屋の中心部に移動して冷え込みを防ごう。
アスプレニウム お手入れのポイント③水やりは土が乾いてからたっぷりと
シダ植物は根がデリケート。頻繁な植え替えはできるだけ避ける。
過剰な水やりや湿りすぎもアスプレニウムの葉の健康に影響を与えることがあります。
土が乾いたら適度に水を与えるように心がけましょう。
また、鉢の底に排水穴があることを確認して、余分な水分が溜まらないようにします。
比較的に葉が硬く丈夫なアスプレニウム。同じシダ植物の「アジアンタム」に比べると育てやすく、初心者でも失敗しにくいおしゃれな観葉植物だよ。
アスプレニウムの葉先が枯れるのはなぜ?原因と対処法を解説【まとめ】
- アスプレニウムの葉先が枯れる主な原因には「空気の乾燥」「摩擦によるダメージ」「冬の葉水(夜間の冷え込み)」などがある
- 高い湿度を好むアスプレニウムはこまめな葉水で空中湿度を保つことが大事
- 葉が四方に広がりやすいので人の通り道には置かない方が良い(葉が頻繁に擦れると葉先が傷みやすいため)
- 葉水は好むものの寒さには非常に弱い。そのため、冬の夜に葉水をすると葉に残った水分が朝晩のうちに冷え込み葉を傷めることもある
- 冬の葉水はできるだけ暖かい午前中までに済ませる
- 高温多湿を好むものの風通しが悪いと根腐れを起こしいやすいため注意
アスプレニウムを育てている人におすすめのアイテム
☆★土に挿しておくだけで土の乾き具合を測定。最適な水やりのタイミングを色でお知らせしてくれる「水やりチェッカー」↓↓
サスティー シングルパック M ホワイト C-0012-WH
☆★土の上に置くだけて超手軽。効果は約2か月。錠剤タイプの肥料↓↓
☆★日当たりが確保できない場合、太陽光と似た光を発する「植物育成ledライト」を活用するのがおすすめ↓↓
☆★コバエの原因となる堆肥を含まないから室内でも清潔にアスプレニウムが育てられる「室内向けの土」↓↓
☆★土に混ぜ込むor撒くだけでアスプレニウムに付きやすい小さな害虫を予防↓↓
☆★鉢底の通気性を確保し根腐れを防ぐ。風通しの悪さを嫌うアスプレニウムにおすすめの鉢を浮かせる「ポットフィート」↓↓