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ガジュマルの幹を太くする方法!太らせたいなら春~秋のお手入れが重要

太らせたガジュマルの幹 ガジュマル

ガジュマルがなかなか太くならない。もっと太くするにはどうすればいいの…?

今回はガジュマルに関するこういったお悩みにお答えします。

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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  1. ガジュマルの幹を太くする方法は?
    1. ガジュマルを太くする方法 手順①切り戻す場合、適期は5月~6月頃
    2. ガジュマルを太くする方法 手順②間延びした枝をカット
    3. ガジュマルを太くする方法 手順③屋外の半日陰で育てる
    4. ガジュマルを太くする方法 手順④根詰まりしたらひとまわり大きめの鉢に植え替え
    5. ガジュマルを太くする方法 手順⑤気温が下がったら室内へ移動
  2. ガジュマルを太くするなら風が不可欠な理由
    1. ガジュマルを太く育てるなら適度な風が必要
  3. ガジュマルの気根を増やす方法は?
    1. ガジュマルの気根を増やすポイント①こまめな葉水で湿度をキープ
    2. ガジュマルの気根を増やすポイント②春から秋に肥料を与える
  4. ガジュマルは土に埋めると太くなる?
    1. 太くしたい部分を土に埋めて太らせる方法
  5. ガジュマルを太くしたいなら春~秋にかけては屋外に置くのがおすすめ
    1. ガジュマルを太くしたいなら「観葉植物=室内に置くもの」という固定観念を捨てろ
  6. ガジュマルを太くしたいときにやってはいけないこと
    1. ガジュマルを太くしたいときにやってはいけないこと①2年以上植え替えない
    2. ガジュマルを太くしたいときにやってはいけないこと②窓から離れた場所に置いている
    3. ガジュマルを太くしたいときにやってはいけないこと③いきなり日当たりの良い場所に移動する
  7. ガジュマルの幹を太くする方法!太らせたいなら春~秋のお手入れが重要【まとめ】
    1. ガジュマルを育てている方におすすめの便利アイテム

ガジュマルの幹を太くする方法は?

3年後、幹が太くなったガジュマル

はじめにお伝えしておきますが、ガジュマルを太くするには年数がかかります。

ガジュマルを太くしたいなら、まずは現在の管理方法の見直しから始めよう。

ガジュマルを太くする方法 手順①切り戻す場合、適期は5月~6月頃

今回は、日照不足によってひょろひょろに伸びてしまった下写真のガジュマルを実際に太らせてみましょう。

徒長したガジュマル

ひょろひょろに間延びした部分は元通りにできない

日照不足により間延びした枝はいくら環境を改善しても元に戻ることはありません。

ガジュマルの徒長

今回は間延びした部分の枝をカットし、栄養が幹部分に集中するよう切り戻していきます。

切り戻しの適期は春~秋。ただ今回のようにすべての枝葉をカットし幹だけにする場合はリスクが高い。その場合はより回復力の高い春(5月~6月頃)に実施するのがおすすめ。

  あわせて読みたい  「ガジュマルがひょろひょろになったときの対処法を解説します!」

ガジュマルを太くする方法 手順②間延びした枝をカット

ガジュマル

間延びした枝や伸びすぎている枝がある場合、切れ味の良い清潔なハサミでカットします。

すべての枝葉を切り落して幹だけにするのが「丸坊主」

このようにすべての枝葉を切り落とす剪定を「丸坊主」といいます。

丸坊主にする場合はあらかじめ水やりを控え、土を乾かし気味にしておきます。

丸坊主はリスクの高い剪定方法。実施するのは必ず気温が上がり始める春にしてね。もちろん、弱っている状態で剪定するのは×だよ。

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ガジュマルを太くする方法 手順③屋外の半日陰で育てる

ガジュマルの丸坊主

切り戻し後のガジュマルは水のやり過ぎに気を付けつつ、直射日光を避けた明るく風通しの良い場所で休ませます。

水やりは土がしっかり乾いたタイミングでたっぷりと与えてくださいね。

最低気温が15度以上であれば、屋外の日陰~半日陰に置くのがおすすめ。屋外に置くことで日当たりはもちろん、風通しも確保できるんだ。

植物が光合成する上で欠かせないのが「風」

都会にそびえ立つガジュマル

植物は光合成によって二酸化炭素を取り込み酸素を放出します。風はこのガスの交換を促進し、植物の呼吸と成長に不可欠です。

また、植物は風を受けることで幹や枝が頑強な構造を持つように成長します。

風通しの良い場所に置くことで根腐れやカビ、害虫の発生リスクも抑えられる。また、暖かい時期は肥料を与えることでさらに育ちが良くなるよ。

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※ガジュマルはゴムの木の一種です。

ガジュマルを太くする方法 手順④根詰まりしたらひとまわり大きめの鉢に植え替え

ガジュマル

鉢底から根がはみ出ていたり、2年以上植え替えていない場合はひとまわり大きめの鉢に植え替えます。

ガジュマルを太くするためには健康な幹と枝が重要。古い土と狭い鉢では根が詰まって、栄養や水が不足して幹と枝の成長が制限されてしまうよ。

ひとまわり大きめって、どれくらい?

ひとまわり大きめの鉢の目安

ひとまわりの目安は、今の鉢よりも直径プラス3cmほどのものをさします。

ガジュマルは根が広がりやすく大きく成長する。太く育てたいなら鉢は比較的深めのものがおすすめ。

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ガジュマルを太くする方法 手順⑤気温が下がったら室内へ移動

切り戻しから半年経過したガジュマル

天気予報をチェックして最低気温が15度以下になったら室内へ移動します。

ガジュマルは寒さに強く5度程度までは耐えられますが、それはあくまで枯れないための最低温度です。

最低気温が15度以下になったら室内の窓際へ移動。冬越しスタート

窓際に置いた観葉植物

室内に置くならできるだけ明るい場所がベストです。南~東向きの窓際が良いでしょう。

夜になったら窓から1~2m程離して冷え込みを防ぎます。

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ガジュマルを太くするなら風が不可欠な理由

可愛い幹のガジュマル

ガジュマルを太くするためには光合成をさかんにおこなわせなければなりません。

光合成に欠かせないのが光と水、そして風です。

ガジュマルを太く育てるなら適度な風が必要

ガジュマル

適度な風通しはガジュマルの成長に役立ちます。

適度な風通しがあることで株がより強靭に成長し、幹が太く丈夫になるからです。

風通しの良い場所で育てることで光合成がさかんになり、カビや病気の予防にもつながる

白い陶器鉢に植えられたガジュマル

風通しの良い場所では空気がよく循環します。

適度な風があることで湿度を適切に調整できるため、カビや病気、害虫や根腐れの予防にも役立ちます。

風を受ける➡葉の裏にある気孔の開閉が活発になる➡光合成が盛んになる➡太く丈夫な株に育つ

窓を閉め切る時期はサーキュレーターを活用して、停止しがちな室内の空気を動かすことが大事だよ。

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ガジュマルの気根を増やす方法は?

ガジュマル

ガジュマルは気根(きこん)を発生させることで、他の木々にしがみついたり水分や養分を吸収したりします。

気根を意識的に増やすのは難しいですが、以下のポイントを意識して育ててみてください。

ガジュマルの気根を増やすポイント①こまめな葉水で湿度をキープ

沖縄でのガジュマル   沖縄のガジュマル

ガジュマルは湿度70%以上の高湿状態を好む熱帯性の植物です。空気中の水分量を高く保つことで気根の発生を促進します。

特に、湿った環境を好むガジュマルの気根は、湿潤な場所にある程度露出した根部があると発生しやすいです。

こまめな葉水で空中湿度をキープ

葉水

とはいえ室内でこれほどの高湿状態を保つのは困難。そんなときは「葉水(はみず)」で空中湿度を高めてやるのがおすすめです。

霧吹きで水を吹きかける葉水。葉の表だけでなく裏面、枝や幹などにまんべんなく吹きかけてね。

ガジュマルの気根を増やすポイント②春から秋に肥料を与える

室内に置いたガジュマル

春~秋の暖かい時期は生育がさかんです。この時期は肥料を与えることで気根の成長をサポートします。

気根には「空気中の水分を吸収する」「他の木々にしがみつく」などの役割があるよ。

ガジュマルにおすすめの肥料はこれ

プロミック(置き肥)の使い方

プロミックは土の上に置くだけの肥料。効果は約2か月。手軽なうえニオイもほとんど無いから室内でも使いやすいよ。

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ガジュマルは土に埋めると太くなる?

鉢から取り出したガジュマル

ガジュマルを太くしたい場合、太くしたい部分を土に埋めると太くなることもあります。

太くしたい部分を土に埋めて太らせる方法

  1. 水はけの良い清潔な土を用意し、太らせたい部分に土をかぶせる
  2. 十分な日当たりと風通しを確保した上で管理を続ける
  3. 次回の植え替え時に太くなった部分を露出させるようにし、やや浅めに植え付けると見栄え良く仕上がる

太くなったガジュマル

ガジュマルの幹に見える部分、実は「気根」です。

気根は空気中の水分や養分を吸収したり、他の木に絡みついたりします。

気根を太くするには適度な湿度と風通し、日当たりが不可欠です。

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ガジュマルを太くしたいなら春~秋にかけては屋外に置くのがおすすめ

沖縄のガジュマル   沖縄では太陽の光をサンサンと浴びながら葉を茂らせるガジュマル

ガジュマルは室内で育てられる「観葉植物」として知られます。しかし、それは人間が勝手に決めたこと。

本来のガジュマルは「絞め殺しの木」と呼ばれるほど生命力旺盛!!

太くしたいなら気温が許す限りは自生地に近い環境下でそだてるのがおすすめです。

ガジュマルを太くしたいなら「観葉植物=室内に置くもの」という固定観念を捨てろ

葉が黄色くなったガジュマル

少々乱暴な言い回しでごめんなさい。

しかし、ガジュマルを本当に太くしたいのであれば、気温が許す限りは屋外に置いて管理するのがおすすめです。

室内の場合、風通しの面ではどうしても屋外に敵いません。

植物は風を受けることで光合成が盛んになる

ひめゆりの塔前のガジュマル

光合成する上で欠かせないのが光・水・風です。室内管理の場合、水は得られても光と風は屋外にはほぼ敵いません。

風がない状況では光合成が制限され、植物の成長や栄養獲得に悪影響を及ぼしてしまうのです。

日当たり、風通しの悪さなどによって光合成が制限される➡生成できる養分が少ない➡なかなか太くならない

僕は春~秋にかけてガジュマルをベランダの軒下に置いているよ。ガジュマルを太く丈夫に育てたいなら、気温が許す限りは屋外に置くのがおすすめ。ただし、夏場の直射日光は避けて。高温期は葉が傷みやすいよ。

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ガジュマルを太くしたいときにやってはいけないこと

ガジュマルを太くする方法はお分かりいただけたと思います。

ただ、ガジュマルを太くしたいときは以下のポイントにも気を付けてください。

ガジュマルを太くしたいときにやってはいけないことをまとめてみたよ。当てはまることがあれば管理を見直してみてね。

ガジュマルを太くしたいときにやってはいけないこと①2年以上植え替えない

形が悪くなったガジュマル

ガジュマルを鉢植えで育てている場合、鉢のサイズが小さすぎると根が窮屈になり、成長に制限がかかります。

特にガジュマルを太くしたいのであれば、最低でも2年に1回は植え替え十分なスペースを確保しましょう。

植え替えは根詰まりを解消するためだけにおこなうのではない。土は経年によって粒が崩れて団子状に固まる。古くなった土を更新するためにも、2年に1回程度の植え替えは必要なんだ。

ガジュマルを太くしたいときにやってはいけないこと②窓から離れた場所に置いている

陶器鉢に植えられたガジュマル

ガジュマルを窓から離れた壁際や光が当たりにくい部屋の隅に置いていませんか?

耐陰性があるとはいえ、ガジュマルを太くしたいのであれば光は欠かせません。

室内なら南~東向きの窓際に置くのが良いでしょう。

ただし、冬場は窓際の冷え込みに注意。夜になったら窓から1~2m離して冷えを防ごう。

ガジュマルを太くしたいときにやってはいけないこと③いきなり日当たりの良い場所に移動する

都会にそびえ立つガジュマル

ガジュマルは比較的安定した環境を好みます。急激な温度変化や明るさの変化は苦手なのです。

移動する場合は数日かけて少しずつ環境に慣れさせることが必要になります。

急激な環境変化は植物にとって大きなストレスになるよ。成長の遅れや葉の変色などを引き起こす恐れもあるんだ。移動する場合は数日かけて少しずつ慣れさせよう。

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ガジュマルの幹を太くする方法!太らせたいなら春~秋のお手入れが重要【まとめ】

  • ガジュマルを太くしたいなら春~秋にかけて屋外の日陰~半日陰に置いて十分な日光と風通しをキープ
  • 間延びした枝や混みあっている枝がある場合は切り戻す。丸坊主にする場合は5月~6月頃に実施するのが良い
  • 鉢底から根っこがはみ出ていたり、前回の植え替えから2年以上経過しているならひとまわり大きめの鉢に植え替える
  • 春から秋にかけては生育がさかんなため適切に肥料を与えることでさらに生長を良くする効果が得られる
  • 気根を増やしたい場合はこまめな葉水で空中湿度を高めてやるのが良い
  • 太くしたい部分に土を被せてみるのも良い。ただし、土は水はけよく清潔な物を使うこと
  • ガジュマルを太くしたいなら春~秋にかけては屋外に置くのがおすすめ
  • ガジュマルを太くしたいなら「2年以上植え替えないまま放置」「窓から離れた場所に置く(日光不足)」「急激な環境の変化を与える」などのストレスを与えないことも大事

基本は日光と風通し。どんなに良い土や肥料を使っていても、日光と風が不足していては光合成がさかんにおこなえないよ。光合成で得られる養分が少ないと弱々しい姿のまま。なかなか太くならない。

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ガジュマル
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