クワズイモの茎ばかりがひょろひょろに伸びすぎて見栄えが悪い…。どうすれば元の可愛い姿になるの?
今回はクワズイモに関するこういったお悩みにお答えします。
クワズイモの茎が長い・ヒョロヒョロになる原因
次に、クワズイモの茎がひょろひょろに伸びすぎる主な原因をみていきましょう。
日照不足が続くことで茎ばかりが光を求めて伸びすぎる
耐陰性があるとはいえ、あまりにも日光が足りない状況が続くと「徒長(とちょう)」します。
徒長とは茎が光を求めて縦方向にばかり伸びすぎるトラブルのことです。
特に生長のさかんな春~秋に日照不足が続くと徒長を起こしやすいんだ。
室内なら南~東向きの窓際に置くのがベスト
室内であれば南~東向きの窓際に置くのがベストでしょう。
窓際であっても北向きのお部屋や窓から離れた壁際だと日光不足に陥りやすいです。
植物が光合成するために欠かせないものは3つ。それが光・水・風だよ。日当たりはもちろん風通しの良さも重要なポイント!
日当たりの良い場所が無ければ植物育成ledライトを活用
どうしても日当たりが確保できない場合、太陽光と似た光を発する「植物育成ledライト」を活用するのがおすすめです。
植物育成ライトにはクリップタイプ、スタンドタイプ、吊り下げタイプなどがありますが、
クワズイモには高さ制限がなく省スペースなクリップタイプがおすすめです。
タイマー機能の付いているライトなら最初の設定さえしてしまえば、あとは基本放置でok。手がかからないよ!
クワズイモの茎が長い、ヒョロヒョロな時の対処法
まずはクワズイモの茎が伸びすぎた時の対処法からみていきましょう。
伸びすぎた茎は元に戻せない
残念ながら、一度ひょろひょろに伸びたクワズイモの茎は元に戻せません。
置き場所を変えたり肥料を与えたりしても、一度ひょろひょろに伸びた茎はそのままです。
新しい葉を1~2枚ほど残して伸びすぎた茎をカット
とはいえ、ひょろひょろに間延びした茎は見栄えがあまり良くありません。
その場合、一番新しい葉を1~2枚ほど残した状態で、間延びした茎を付け根あたりでカットします。
1本程度の剪定なら時期は問わないけど、大幅に葉を減らす場合は回復力の高い春~秋におこなうのがおすすめ。
クワズイモを挿し木で増やしたい場合は?
カットした茎を発根させて増やしたい場合、カットするときは茶色い部分を残します。
カットした茎は断面を半日~1日ほど乾燥させてください。腐敗を防ぐためです。
断面がカラカラに乾いたら水はけのよい清潔な土に植えつけ、新しい葉が出てくるまでは土を乾燥させすぎないようにします。
緑色の茎は「葉柄(ようへい)」といって葉と茎を繋ぐ部分。葉柄は茎ではないから水に挿しても発根しないよ。
クワズイモの伸びすぎた茎を使って増やす方法
クワズイモの茎が伸びすぎた場合、カットした茎を使って増やすこともできます。
クワズイモの伸びすぎた茎を使って増やす方法 手順①適期は春~初夏
クワズイモを増やすのに適した時期は春~秋の暖かい時期です。
ただ、秋だと発根して間もない株を冬の寒さに晒すことになります。
失敗を防ぐなら春~初夏までには済ませておくのが理想です。
クワズイモの伸びすぎた茎を使って増やす方法 手順②茶色い部分をカット
クワズイモの茎を発根させて増やす場合、切り取るのは緑色の「葉柄」ではなく、芋部分です。
ちなみに、芋をカットして発根させることもできます。この方法は「胴切り」と呼ばれます。
クワズイモの伸びすぎた茎を使って増やす方法 手順③水に挿して発根を待つ
切り取った茎は水を張った容器に挿して発根を待ちましょう。
うまくいけば2週間ほどで白い根っこが出てくるはずです。
クワズイモの伸びすぎた茎を使って増やす方法 手順④土に植える
今回は水に挿して7日程度で発根しました。
根が2センチほど伸びたら水はけの良い清潔な土に植えつけましょう。
※ちなみに上写真ほど根っこが伸びすぎてからだとなかなか土に馴染ません。もう少し根が短いうちに土に移動します。
クワズイモの伸びすぎた茎を使って増やす方法 手順⑤明るく風通しの良い場所で管理
植え付け後はたっぷりと水遣りして、直射日光を避けた明るく風通しの良い場所に置いて管理を続けます。
ちなみに、クワズイモの特徴である芋部分は生長とともに目立ってきます。
光線不足以外でクワズイモの茎がひょろひょろ伸びすぎる原因は?
茎ばかりがひょろひょろ伸びすぎる時に考えられる主な原因といえば「光線不足」。
とはいえ、「明るい場所に置いていたのに、なんで?」ということもあるでしょう。
そんな時に考えられる原因は以下の通りです。
肥料過多、水の遣り過ぎも葉柄が伸びすぎる原因のひとつ
過剰な窒素供給は茎や葉の伸長を過度に促進し、株が茂りすぎる原因となります。
また、水の遣り過ぎは蒸れを引き起こす、根に十分な酸素を届けられなくなる原因になります。
根が酸素を十分に取り込めないと根の成長が抑制され、代わりに茎の伸長が優先されることがあります。
クワズイモの肥料は春~秋の暖かい時期に。低温時は不要
クワズイモの肥料は生育がさかんな春~秋に与えるのが基本です。
生育が鈍る秋以降の低温時は肥料は基本要りません。
クワズイモの水遣りは土の表面が乾いてからたっぷりと。低温時は土が乾ききってからでok
クワズイモの水遣りは時期ごとにタイミングと量を変える必要があります。
- 春~秋…土の表面が乾いたタイミングでたっぷりと与える
- 冬…土がしっかり乾いてから土の約1/3が湿るくらいの量を与える
室内なら明るく風通しの良い南~東向きの窓際に置くのが基本
また、植物が光合成する上で欠かせないのが「光」「水」「風」です。
クワズイモを室内に置くならこの3つが確保できる場所に置きます。室内なら南~東向きの窓際がベストです。
ただし、冬場は窓際の冷え込みに注意。夜になったら窓からできるだけ離すことで冷え込みを防ぐことができます。
クワズイモの茎が長い・ヒョロヒョロな原因と対処法【まとめ】
ということで、今回は茎がひょろひょろに伸びすぎたクワズイモの対処法についてご紹介しました。
観葉植物といえども本来は自然の中に生息する植物。できるだけ明るい場所に置いて丈夫に育ててみてください。
ちなみに、室内で管理する場合は暖かく乾燥する時期に気を付けて。ハダニっていう害虫が付くと葉がまばらに変色して最悪、枯らされてしまうこともあるよ。
クワズイモにおすすめの便利な園芸アイテム
☆★日当たりが確保できない場合、太陽光と似た光を発する「植物育成ledライト」を活用するのがおすすめ↓↓
☆★コバエの原因となる堆肥を含まないから室内でも清潔にクワズイモが育てられる「室内向けの土」↓↓
☆★土に混ぜ込むor撒くだけでクワズイモに付きやすい害虫を予防↓↓
☆★土に挿しておくだけで土の乾き具合を測定。最適な水やりのタイミングを色でお知らせしてくれる「水やりチェッカー」↓↓
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