幹が曲がったゴムの木っておしゃれだけど結構高い…。ゴムの木を曲げるのはプロじゃないとできないよね?
実は、ゴムの木は初心者でも意外と簡単に曲げることができるんです。
そこで今回は、初心者でも簡単にできるゴムの木の曲げ方を写真付きで分かりやすく解説しちゃいます。
ゴムの木は幹が柔らかく曲げやすいのが特徴。この記事を読めば、
- ゴムの木の簡単な曲げ方【紐を使用する場合】⇐手軽でおすすめ
- ゴムの木の簡単な曲げ方【ワイヤーを使用する場合】
- ゴムの木を曲げるタイミングは?
- ゴムの木以外にもある!曲げやすい観葉植物
が分かるよ!
ゴムの木(フィカス)の簡単な曲げ方を画像付きで解説
ゴムの木の仲間「フィカスアルテシマ」
ゴムの木は幹や枝に柔軟性があり曲げやすいのが特徴です。まずはもっとも手軽な紐を使った曲げ方からみていきましょう。
用意するもの
- 紐(より植物に馴染むのは麻紐)約1m
- はさみ
ゴムの木の曲げ木は一年中、気が向いた時にいつでも挑戦できるよ。最低条件としては「株が元気で状態が良い」こと。
ゴムの木の曲げ方 手順①時期はいつでもok
生育がさかんな暖かい時期に曲げるもよし、時間の空く冬場に曲げるもよし。
ゴムの木を曲げるのに適した時期、タイミングは特にありません。
挿し木や植え替え、剪定などと違って幹を曲げることは株に大きな影響を与えるものではないからです。
茶色く木質化した部分よりは、若い緑色の部分の方が柔軟性があるため曲げやすいよ。
ゴムの木の曲げ方 手順②紐を鉢に巻き付け結んでおく
まずは、あらかじめ準備しておいた紐を鉢のまわりにしっかりと結び付けておきます。
ゴムの木の曲げ方 手順③少しずつ曲げていく
いよいよ曲げていきましょう。
いきなり「グイっ」と曲げると折ってしまう恐れがあるため、少しずつストレッチさせるように曲げます。
太さ1cm程度の幹や枝であれば、少しずつ曲げると90度くらいまでは曲がるはずです。
ただ、木質化した部分は曲げにくいので慎重に作業を進めます。
幹から樹液が滲み出てきたら曲げるのをやめる
折れそうで怖いし、どこまで曲げていいのが分からない…
ゴムの木は内部の繊維が切れると枝表面に白い樹液が滲み出てきます。
下写真はゴムの木の仲間であるウンベラータを曲げているところです。
幹からポツポツと滲み出ている白い樹液が分かりますか?
曲げた幹や枝のカーブ外側部分に、上写真のような白い樹液が出てきたら、そこまでで曲げるのをストップした方が無難です。
曲げている最中に幹から「ミシミシ…」という音が聞こえてくるのも、「そろそろ曲げるのをストップした方が良いよ」というサイン。
ゴムの木の曲げ方 手順④曲げた枝に紐を通して鉢に巻き付けた紐に結び付け固定
曲げられるところまで曲がったら、その状態をキープするため紐で固定します。
曲げた枝のカーブを保ちつつ紐をくぐらせ、あらかじめ鉢に巻き付けてておいた紐にくぐらせて固定します。
ゴムの木の曲げ方 手順⑤気長に待つ
植えに向かってまっすぐ伸びていた茎がぐにゃりと90度曲がりました。
あとは気長に待つだけです。特別なお手入れは必要ありません。
曲げた直後は不格好。でも、少しずつ日光に向かって育っていく
曲げた直後はどうしても不格好で不安になることでしょう。
しかし、植物は時間をかけながら少しずつ日光に向かって葉の向きを変えていきます。
曲げてから1か月半ほど経過したゴムの木が下写真です。
また、曲げた部分の幹が葉で見えにくい場合は、その部分の葉をカットしてもよいでしょう。
葉をカットするのは生育がさかんな暖かい時期がおすすめ。
ゴムの木、曲げた部分が定着するまでにはどれくらい期間が必要?
一般的には幹を曲げてから樹形が定着するまで、約一年は必要といわれます。
しばらくは不格好になりますが、曲げてから1か月もすると葉の向きが自然な角度に変化していきます。
ゴムの木(フィカス)の簡単な曲げ方【ワイヤーを使用する場合】
ゴムの木を曲げる方法にはワイヤーを使った方法もあります。
紐での曲げ方に比べて少々手間はかかりますが、ワイヤーを使用した場合は曲げた部分の微調整がしやすいです。
ワイヤーを使ったゴムの木の曲げ方
- どんな樹形にしたいかあらかじめイメージしておく
- 太目のワイヤーと細めのワイヤーを用意し、太めのワイヤーを枝に添わせる
- そのまま、枝と太いワイヤーをぐるぐる巻きにするように細いワイイヤーを巻きつける
- 曲げたい角度に少しずつ枝を曲げる(いきなり急激に角度を付けて曲げない)
- 数日かけて少しずつ好みの角度に曲げていく
- そのまま曲げた状態を半年ほど固定
- 曲げた状態が安定してきたらワイヤーを外す
ワイヤーを使って曲げるメリット
- 曲げた部分の微調整が可能
ワイヤーを使って曲げるデメリット
- 紐で曲げるよりも手間と時間がかかることが多い
ゴムの木(フィカス)を曲げるタイミングはいつが良い?時期よりも注意すべきこと
冒頭でもお伝えした通り、ゴムの木を曲げるタイミングはいつでも構いません。
ただし、ゴムの木を曲げるときに注意すべきポイントはあります。
ゴムの木を曲げる時に注意すべきポイント①数日前から水やりを控える
ゴムの木を曲げる数日前は水やりを控え、土を乾かし気味にしておくのがおすすめ。
理由は、水やりを控えることで枝や幹が柔らかくなり曲げやすくなるからです。
ただし曲げすぎには注意して。枝から樹液が滲んできたり、ミシミシと音が出てきたら曲げるのを止めよう。複数回にわたって少しずつ曲げると折れにくいよ。
ゴムの木を曲げる時に注意すべきポイント②心配なら5月~6月頃の生育期に実施
ゴムの木を曲げる適期は特にありません。
しかし、万が一曲げすぎて折ってしまった際のことを考えると、もっとも生育がさかんな5月~6月頃に実施するのがおすすめです。
これから生育がさかんになる春先であれば、万が一折ってしまってもすぐに新芽が出てくるよ。心配な場合は春~初夏のあいだに曲げてみてね。
ゴムの木(フィカス)以外にもある!曲げやすい観葉植物
幹や枝に柔軟性があり曲げやすいゴムの木。ですが、ゴムの木以外にも曲げやすい観葉植物は存在します。
曲げやすい観葉植物①カポック
ゴムの木と同様、カポックの幹が柔らかく曲げやすい植物です。
ただし、茶色く木質化した部分は硬く曲げるのが難しいでしょう。
初心者が曲げるなら緑色の部分が曲げやすいよ。
曲げやすい観葉植物②ドラセナ・コンシンネ
ドラセナコンシンネは柔軟性のある幹が特徴。
お好みのデザインに曲げやすいのでぜひ、気軽に挑戦してみてください。
ドラセナコンシンネはとっても幹が柔らかくて曲げやすいよ。ただ、しっかり固定期間を設けないと元に戻りやすい。最低でも半年は曲げた状態を固定しておくのがおすすめ。
ゴムの木(フィカス)の簡単な曲げ方を画像付きで解説【まとめ】
- ゴムの木を曲げるのは初心者でも簡単にできる
- ゴムの木を曲げるのに適した時期は特に無い(いつでもできる)
- ゴムの木を曲げる時はゆっくり慎重に曲げ、茎から樹液が滲み出てきたらそれ以上曲げない方がよい
- 曲げた直後は不格好でも約1か月ほどで葉が自然な向きに方向を変えてくれる
- ゴムの木を曲げる時期はいつでもok。ただし、心配な場合は生育がさかんな5月~6月頃に実施すると失敗しにくい(万が一、曲げる際に折れてしまった場合)
- ゴムの木以外にも曲げやすい観葉植物にはドラセナコンシンネ、カポックなどがある
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