ドラセナコンシンネを育てているけど葉や茎が伸びすぎて見栄えが悪くなってしまった。でも、剪定の仕方がイマイチ分からない…。
今回はドラセナコンシンネに関するこういったお悩みにお答えします。
この記事を読めば、
- ドラセナコンシンネの剪定の仕方
- 剪定で出たドラセナコンシンネの茎はどうすべきか?
- ドラセナコンシンネを太く育てる方法
が分かるよ!
伸びすぎたドラセナコンシンネの剪定の仕方を画像付きで解説します!
今回は上写真のドラセナコンシンネを実際に剪定してみましょう。
ドラセナコンシンネの剪定 手順①適期は春~夏ころ
ドラセナコンシンネの剪定に適しているのは春~秋にかけての暖かい時期です。
古い葉を数枚取り除く程度であればいつでも構いませんが、樹形を大胆に仕立て直す場合は生育がさかんな春~夏頃に剪定します。
すべての葉をカットする場合は株に大きな負担をかけることになる。この場合、寒い時期の剪定は厳禁だよ。冬直前の秋も避けた方が無難。
ドラセナコンシンネの剪定 手順②カット
切れ味の良い清潔なはさみを用意し、伸びすぎている茎や古くなった葉を付け根からカットします。
どこを切ればいいか分からないという場合は、今ある葉の付け根あたりからカットするとよいでしょう。
うまくいけば新芽が複数出て枝分かれしてくれるよ。生長後の姿をイメージしながらカットしてみよう。
ドラセナコンシンネの剪定 手順③土が乾いてから水やり
剪定で葉が大幅に減った場合、蒸散によって放たれる水分量がガクンと減るため土が乾きにくくなります。
このとき、剪定前と同じ間隔での水やりを続けていると根腐れを起こすリスクが高いです。
水やりは「○日に1回」などと決めず、土の乾き具合を確認して判断。土がしっかりと乾いたらたっぷりと与えよう。特にコンシンネはあまり水を欲しがらない観葉植物だよ。
ドラセナコンシンネの剪定 手順④新芽が出てきたら肥料を与える
うまくいけば剪定から約2週間~1か月ほどで新芽が出てきます。
ここまできたらもう少し。土が乾いてからの水やりプラス肥料を与えて生育を促しましょう。
効果を実感しやすい液体肥料がおすすめ。ハイポネックス原液なら約500倍に薄めて水やりと一緒に与えてね。
剪定で出たドラセナコンシンネの茎はどうすべき?
剪定で出たドラセナコンシンネの茎。そのまま捨ててしまうのはもったいありません。
土や水に挿して発根させ育てる「挿し木(さしき)」をしてみるのもおすすめです。
カットしたドラセナコンシンネの茎は3~4時間ほど水差しにして吸水させる
ドラセナコンシンネの茎を発根させて新たに育ててみたい場合、まずは水に挿して十分に吸水させます。
茎が長すぎる場合は10cm程度にカット。上下を間違えないように水に挿してね。葉が多すぎる場合はあらかじめカットしておこう。(下画像)
十分に吸水させたら清潔な土に植えつけて発根を待つ
約3~4時間ほど経ったら水はけの良い清潔な土に植えつけます。
植え付け後はたっぷりと水を与え、発根するまでは土が乾かないよう気を付けましょう。
下写真のように、ビニール袋に入れておくと適度な湿度を保ちやすいよ。袋の口は開けておいてね。
ドラセナコンシンネを太く丈夫に育てるにはどうしたらいい?
ドラセナコンシンネを太く丈夫に育てたいなら「風」と「光」が不可欠
ドラセナコンシンネの幹を太くしたい場合、室内に置きっぱなしではなかなか難しいです。
その理由が「風」と「光」。植物は風を受けることで気孔の開閉が活発になり、光合成がさかんになります。
どうしても日当たりの良い場所を確保できないという場合は、太陽光と似た光を照射することで日光不足をサポートしてくれる「植物育成LEDライト」の使用も検討してみて。
室内なら南~東向きの窓際に置く。できるだけ風通しの良い場所
ドラセナコンシンネを太く丈夫に育てたいなら、できるだけ明るい窓際を置き場所にしましょう。
また、20度~25度程度の過ごしやすい時期であれば窓を開け、風通しのよい状態を確保します。
生育が緩慢になる冬は寒さに当てないことが重要。生育はほぼ止まるから現状維持を目指して。水やりも控えて乾燥気味に管理することで寒さに備えられるよ。
いきなり強い光に当てるのは避けて。移動する場合は少しずつ日光に慣らそう
ただし、いきなり明るい場所へ移動すると「葉焼け」を起こす恐れがあります。
葉焼けしたゴムの木。強光により葉が焼け焦げてしまった。
植物は急激な環境の変化に弱いです。移動する場合は日数をかけて少しずつ日光に慣らします。
例:室内の窓から離れた場所、壁際や部屋の隅など⇒室内の明るい窓際+レースカーテン(一週間)⇒レースカーテン無しの窓際(一週間)⇒屋外の日陰⇒半日陰
大きな鉢植えの場合、キャスター付きの鉢スタンドがあると移動が楽。
夏場は高温により葉焼けを起こしやすい。直射日光は避けてね。
春~秋は屋外に置いてみるのがおすすめ
下写真は春~秋のみ屋外で育てたドラセナコンシンネの経過です。
管理方法は気温20度以上の春から秋にかけてはベランダの軒下、気温15度以下の秋から冬にかけては室内です。
このように、ドラセナコンシンネの幹を太くするには時間も必要になります。
2年に1回程度の植え替えで根詰まりを防ぐ
ドラセナコンシンネは春から秋にかけてよく育ちます。鉢底から根がはみ出ていたら根詰まりのサイン。
ひとまわり大きめの鉢に植え替えることで株が充実していきます。
鉢底から根がはみ出ていたら植え替えを検討しよう
また、購入直後の鉢植えであっても鉢底から根がはみ出ていることも多いです。
その場合はひとまわり大きめの鉢に植え替えましょう。
根詰まりを放置すると根がスムーズに水分を吸収できず、生育に悪影響を及ぼすよ。鉢内が蒸れやすくなるから根腐れのリスクも高まるんだ。
伸びすぎたドラセナコンシンネの剪定方法!画像付きで解説【まとめ】
- ドラセナコンシンネを大胆に切り戻すなら春~夏ごろがベスト
- 傷んだ葉を取り除く程度であればいつでもok
- 剪定後は土が乾きにくくなるため水のやり過ぎに注意する
- 春~秋の生育であれば肥料を与えて生育を促す
- 剪定で出たドラセナコンシンネの茎は挿し木で育てられる
- ドラセナコンシンネを太く丈夫に育てたいなら光と風が不可欠
- 春~秋にかけての暖かい時期は屋外で育てるのがおすすめ
- 根詰まりを放置しないこと。2年に1回程度は植え替えて根詰まり解消&土の更新をする
ドラセナコンシンネを育てている人におすすめのアイテム
☆★ドラセナコンシンネ以外にも沢山の観葉植物を育てているなら1本は持っておくべき↓↓
☆★日当たりが確保できない場合、太陽光と似た光を発する「植物育成ledライト」を活用するのがおすすめ↓↓
☆★コバエの原因となる堆肥を含まないから室内でも清潔にドラセナコンシンネが育てられる「室内向けの土」↓↓
☆★土に混ぜ込むor撒くだけでドラセナコンシンネに付きやすい害虫を予防↓↓
☆★土に挿しておくだけで土の乾き具合を測定。最適な水やりのタイミングを色でお知らせしてくれる「水やりチェッカー」↓↓